バンドの基礎練習ってなんのためにやってるの? その答えは…

台風19号の被害は大変なものとなってしまいましたね。
被災された方々には心からお見舞い申しあげると共に
救助・復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。

幸いなことに、管理人のところは停電・断水もなく無事でした。
これも、見えないところで尽力された方々がいたからだと感謝しています。
(ダムが決壊したら大変なことになっていた、などの情報もあるようですしね…)

 

では、ここからは練習の様子をお届けします。

9月はじめはホール練習でした!
場所は、保土ヶ谷駅 or 星川駅から行ける「かながわアートホール」です。
ここは神奈川フィルハーモニーさんが管理・運営してるんですね~。

横浜市一般吹奏楽 団員募集中!

すご~くよく響くホールなので、上手になった気がしますが
勘違いせずに練習を頑張ります(笑)
そう、ホール練習をしてはいますが、まだ全然楽譜通りに吹けていない曲が多いのです。

バンドの基礎練習の意味

この日もいつもの基礎練習から。
どこのバンドも、いつもやっている基礎練習ってあると思うのですが、
みなさんは少しずつでも上達を感じたりしますか?

横浜市一般吹奏楽 団員募集中!

社会人バンドだと週一回しか楽器を吹けない人ばかりなので
はじめの基礎練習はウォーミングアップも兼ねています。
でも、個人のことばかりを気にするのではなく
合奏でやる基礎練習はバンドとしての力をつけるために積み重ねてやっています。

横浜市一般吹奏楽 団員募集中!

一般吹奏楽団は団員が一定ではないので、サウンドも一定ではないのが辛いところ。

楽器をつづけられなくなるメンバーも、
逆に楽器を再開できるメンバーもいるので、奏者は増えたり減ったりします。
いやー、サックス増えましたね~

横浜市一般吹奏楽 団員募集中!

横浜市一般吹奏楽 団員募集中!

みんな、バックグラウンドは様々なので吹き方にもいろんなクセがあるのです。

たとえば四分音符のかんじとか、スタッカートのかんじ、マルカートのかんじ
などなど、きっとバンドによって違うんでしょう。

先生は、
「例えるなら、”しゃべりかたを揃える”というかんじかな。
色んな方言の人があつまって一斉におなじことをしゃべっても全然伝わってこないけど
標準語にそろえることでスッキリ聞こえるよね。
基礎合奏は、しゃべりかたの基本的なことをバンドとして揃えているんだよ」
とおっしゃいます。
つまり、バンドの基礎練習=共通言語をつくっている ということなんですね。

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2019年の夏の間に、よこはま吹奏楽団は10人以上人が増えました。
ありがたいことです。

正直なところ、それまで作ってきたサウンドの良い点が壊れるのではないかと心配していました。
でも、新しいメンバー達も皆、
集中力をもって指揮者の指示をきくことが出来る素晴らしい人達だったおかげで、
サウンドは成長したのではないかと思います。

横浜市一般吹奏楽 クラリネット募集中!

もちろん、人数が増えればそれだけ音を合わせるのは難しくなります。
縦の線(リズム・音のタイミング)も、横の線(ピッチ・音程感)も合いづらくなるのです。

団が目指す、美しいハーモニーを重視した ”ウィンド・アンサンブル” は
「必要最少人数で」演奏することも特徴です。
必要人数より多いパートもありますが(笑)
社会人バンドの人の入れ替わりの激しさを考えると人数調整は難しいところです。
(そういえば、トロンボーンは休団中のメンバーが帰ってきてくれました!おかえり!!)

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そうそう、前に予告したまま触れていませんでしたが、
ホルンが・・・ついに・・・
増えたんですよーーー (∩´∀`)∩ バンザーイ

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銀色のホルン、珍しいですね。美しい・・・
残念ながら刈上げパートリーダーは休団中ですが、
戻ってきてくれたらようやく4人体制で1人1パートを担うことができます。
それまではなんとか3rd,4thをいったりきたりとか色々しながら頑張りましょう。

音楽は感情表現! 指揮者の表現も色々!?

練習のほうは音楽表現についても徐々にアドバイスが。
曲に対するイメージを持てるよう、わかりやすく指揮者が話をしてくださいます。

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「ここはもっと!相手を追い詰めるように!!
積年のドロドロした感情をこめて!!!」 

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力説する先生。団員は笑ってましたが、先生は本気です。

今回メインの曲として据えた「レ・ミゼラブル」は
様々な人物の感情が交錯する名作です。
なかでも、主人公を追うジャベール警部は根強いファンもいるらしく
主人公以外の人物も魅力的のようですね。

こんなふうに、感情表現豊かに音楽を作ることってとても大事だと思います。
奏者ももちろんですが、やはり全体の音楽を作る指揮者ならなおさらです。
先月ニュースになったばかりですが、フランスのブザンソン国際若手指揮者コンクールで
日本人の沖澤のどかさんが優勝しました。
(このコンクールは世界的な指揮者の登竜門で、かつて小沢征爾さんも優勝したそうです)

昨年は東京国際音楽コンクールで優勝されているのですが、そのときの動画があったので見てみました。
他の指揮者も何人か指揮していますが、人によってこんなに違うのかあ~と面白いです。
(専門的なことはわかりませんが・・・(^_^;))

沖澤さんはとっても表情豊かですね。 

「指揮」というので検索してたら面白い動画みつけたので紹介しておきます。

みんな違いすぎますね(笑)
もう最後ほとんど振ってない人もいるような(笑)

おっと話がそれました・・・

「レ・ミゼラブル」の話に戻しますが、
吹奏楽アレンジの演奏では、ハープとチェレスタ(小さいピアノのように見える楽器ですが、実は打楽器の仲間なんですよ。独特の愛らしい音色がします。)がとてもいい味を出します。
しかし!!
ハープもチェレスタもべらぼうに高くて用意できないので代わりにピアノが活躍します。

横浜市一般吹奏楽 打楽器募集中!

ピアノは今回の演奏会で大活躍ですよ!
第二部のほうでも、日本人の心に響く名曲を演奏します。
ピアノの音色と吹奏楽のサウンドが一緒になった音楽を是非お楽しみください。

そうそう、打楽器と言えば新たな仲間が加わりました。
誰かって・・・?

横浜市一般吹奏楽 打楽器募集中!

それはね・・・

 

\じゃーん! バスドラムくんでした~!!/横浜市一般吹奏楽 打楽器募集中!

見てくださいこの美しい色!!!

横浜市一般吹奏楽 打楽器募集中!

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バスドラを買うにあたり、どれを買ったらいいのか打楽器パートリーダーと相談しましたが、
「最低このくらいじゃないと・・・」
というラインがあるらしく、結果これになったのでした。

うーん!素人にはわからん!
インチとか大きさの違いで音にも違いがあるのはわかりますけどね!

この練習が初演奏だったわけですが、とてもいい音が鳴っていました。
本番のフィリアホールで鳴り響くのが楽しみです♪
みなさま、是非ホルストの第1組曲、第3楽章の冒頭でバスドラムだけが鳴る部分をお聞き逃しなく!!

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練習後、打楽器パートリーダーに
「バスドラ良い音だね!」
という話をしたら
「いや、あれはむしろマレットが重要でうんぬんかんぬん・・・」

という話が始まったので
「???」
となっていた管理人でした。
とりあえず打楽器奏者のこだわりが強いのは伝わってきましたよ。

そんなこんなで、音楽の表現力も上げながら練習を重ねているわけですが、
オータムコンサートまであと20日をきってしまいました (・_・;)

もう泣きごと言ってないでやるしかありませんね!
スパートかけていきますよ!!

横浜市一般吹奏楽 演奏会