楽器演奏前・最短のウォーミングアップとは!?

8月上旬は、お声がけいただいた地域イベントに出演するべく練習を重ねていました。
もちろん、秋の演奏会やその他の本番に向けても同時進行で。

前回の記事では団員が増えた話をしていましたが、
トロンボーンも人数が増えて・・・
って、団員じゃなくて金管レッスンの佐藤先生がいるぞ!?

実は、トロンボーン団員は他のどのパートより人数が多いのに、
なんだかんだで本番の日の都合がつかないメンバーが多く、困っていたところ
佐藤先生がお手伝いしてくれることになったのでした。

あれ、でも佐藤先生って確か県外にお住まいなので
横浜まで来るのは二時間以上かかるんだったのでは…? ヒエエ~申し訳ない…! (゚Д゚)

すぐ近くに座っていたトロンボーンメンバーだけでなく、
団員みんな佐藤先生の音の威力に驚愕しながら練習していましたよ。

たった一人なのに、こんなに違うのか・・・と、すごさを実感しました。

午前時間を使って、午後の本番に向けて最後の練習です。
合奏中は集中集中・・・

そういえば、先生が面白い話をしていました。
ウォーミングアップに何をするの良いか、という話。

うちの金管団員はレッスンで教わっていますが、体操をして体をほぐすのもとっても大事です。
身体が固いままで無理やり音を出そうとしても、肝心な息が吸えず・吐けないのだから
思うように音が出るまでは時間がかかります。

結局、音を出してウォーミングアップをしているつもりでも、
それは息の「吸う・吐く」の循環をよくしていっていることと同じなのだとか。
息がじゅうぶんに吸えて、吐ける体の状態ができると
良い音が思うように出しやすくなるのです。
だから、本当は音を出さなくてもウォーミングアップの大半はできてしまうのかもしれませんね。

佐藤先生の教えてくれる体操では、首から上半身、指先から手首、体の側面、下半身に至るまで
全身をほぐします。細かく教わると40分はかかるくらい、全身ほぐすのです。
(慣れれば要所要所をピックアップして短時間でやることもできますが。)
楽器の演奏って、全身を使った運動なんだなあと実感するとともに、
演奏に必要な息は、体に力が入っていては循環が悪くなるんだなとも感じます。

よく、リズムをとるために足を動かす人がいますが
あれはよくないそうです。

なぜなら、足に変な力がかかるのと、
動きが大きすぎて正確なリズムからは絶対に遅れているから。
どうしてもリズムをとりたいなら、足の親指をわずかに動かすくらいの範囲でとどめないとダメらしいですよ。

それで、さっきの話に戻りますが
先生がしていた”面白い話”というのが斬新で。

先生「だまされたと思って、数十秒間、思い切りバカ笑いしてみようか」
団員「!?」(なにを言ってるんだこの人は…)
頭に???が浮かんだ団員達でしたが、とりあえずやってみることに。

「「「うわーっはっはっはっはっは!!」」」

第三者から見たら、不気味な新興宗教か何かかと思われそうですね。

しかし!!
そのあとで音を出してみたら、全体の音の響きが良くなっていたのです。

「浅く笑うのでは意味がないけど、大笑いして横隔膜を動かすことが
楽器を吹くことにいい影響を及ぼすという話を聞いてねー」

ということなんだそうです。なるほど~ (゜o゜)
イメージとしては狂言師のようなお腹の底から笑う笑い方がいいようです。
「あ~はっはっはっは!」
という、野村〇斎さんのイメージですね。

よこはま吹奏楽団がどこかで練習しているときに妙な笑い声が聞こえてきても
頭のおかしい集団ではないので安心してください。

そうそう、聞いた話ですが週刊少年ジャ〇プでは
「呼吸」を使ったバトル漫画があるそうですね。(どんな話?)
「音楽の呼吸」ってのがあれば使いこなしたいもんです。

 

そんなわけで(!?)9/23は日本丸での演奏です!
みなさまどうぞお越しください!!