演奏会の準備はどのくらい前から?

2024年4月21日(日)開催の「足立昭夫還暦記念演奏会」。
ご予約も1,000席を超え、多くの方に楽しみにしていただいているようでありがたいことです。

さて、この演奏会は既にお知らせしている通り、よこはま吹奏楽団主催ですが、二部のステージは足立先生が吹奏楽顧問として関わった学校の卒業生や音楽団体の関係者が集う合同ステージです。
その合計奏者数は約140名!!

この演奏会を企画した当初、そもそも何人くらいの人が集まるのだろうか?
というのが全く想像がつきませんでした。

足立先生が現在も一緒に音楽活動をしている団体の関係者であれば、ある程度の人数予測がつきますが「高校吹奏楽顧問として関わった時の教え子」となると、その総数は相当なものです。横浜市立高校の音楽教員として吹奏楽部顧問を務めてこられた約30年×一学年の吹奏楽部員数、と考えると…一学年何人なのかその時々によって違ったのでしょうからわかりませんが…少ない時は10人ほど、多い時は60人ほど?いたと噂を聞いたので、少なめに見積もって一学年20人だとしても…

30年×20人=600人

えっ…?( ゚Д゚) そんなにですか!?

改めて、学校の先生という立場の人が本当に多くの人と関わるのだなと感じますね。
ただ、これはあくまでも「部員だった人のおよその数」で、この中から
①現在も楽器を持っていて
②演奏ができる状態で
③練習にも参加できる
という人だけが演奏会に参加すると予想すると、600人ほどの人数からは相当減るでしょう。

①については、もともと自分の楽器を持っていない(学校の楽器を使っていた)という人もいるでしょうし、楽器を売ってしまった、誰かに譲ってしまったなどすでに手元にはない人もいそうです。
また、②の現在演奏ができるかどうかも大きなポイントで、ブランクが20年以上あります、という方にとっては「演奏会に出るために頑張って練習してみよう」というのはなかなかハードルが高そうです。もし自分がそのような立場であれば「演奏をしたい!」というよりも「演奏会を聴きに行きたい!」という気持ちになる気がします。

そして、③の「練習に参加できるか」問題。

自分の楽器があり、演奏ができたとしても、例えば沖縄在住だとしたら横浜で行われる練習に参加することは難しいです。少ない練習回数だったとしても、さすがに遠すぎる…というのもありますよね。

…と まあこんな具合に、演奏会に参加する人数予測がつかなかったため、どのくらいの規模のホールを確保したらよいのかという点も決められなかったのです。
小さいホールだと参加人数が多かった時に人がステージに入らないですし、大きいホールをとって参加人数が少なすぎたら一人当たりのホール利用料の負担額が大きくなってしまいます。(大きなホールは利用料金も高いのです)

じゃあ出演人数目安をつけるために調査をしよう!

ということで水面下で調査が始まりました。
「こんな演奏会を企画しているんですがもし実施できたら参加したいですか?」という内容を関係者の連絡によって広め、およその人数を集計。
結果、100人近くになりそうだなということがわかりました。むしろ多すぎて大きなホールでも入らない人数になってしまったら人数制限が必要なのだろうか…?というくらいに反応をもらえたので、別の悩みも生まれたりしていました。

そしていよいよホールの確保に動き出します。

よく知らない人からすると「演奏会って、やりたければ普通にホール使えるんだよね」という感覚の人もいるようで昔びっくりしたことがありましたが…ホールを確保するのは本っっっ当に大変なのです。

神奈川のなかでも横浜近辺は特に音楽団体が多い気がしていますが、とにかくホールを使いたいという希望団体の数が多すぎてシレツな抽選なのです。この抽選に当たらなければ何もできません。

みなとみらいホールのようなプロも利用する大きなホールは、希望団体も増えて倍率も上がります。「2024年のうち、何月でもいいからどっか当選しないかな~」というかんじならどこかの月で当選するのを気長に待てば良いかもしれませんが、それでも当選できるかどうかは運しだい。

今回の演奏会は「2024年の4~5月頃」でなければ厳しい事情があり、ピンポイントでその時期の日曜日に的を絞りホールの抽選をかけました。大きなホール希望なので、みなとみらいホールとミューザ川崎シンフォニーホールが候補です。

横浜近辺には他にも大きなホールはありますが、抽選日が「公演の1年半前」であるのはこの二つのホールで、他は「公演の年前」抽選。早めにホール確保ができれば具体的な準備をより早く行うことができるため、「年半前抽選」で当選できることが理想でした。

そしてさらに言うなら、楽団にとっても先生にとっても馴染みの深い「横浜」という場所だと嬉しいな、というのもあり、第一希望は「みなとみらいホール」だったのです。

2024年4月がダメでも、2024年5月を狙おう!
5月がダメなら6月上旬くらいまで…!

とダメ元のつもりで臨んだ抽選結果は なんと当選!!!

しかも日付も第一希望の4月下旬の日程でした。
いや~もう本当に嬉しかったです。当選番号を見つけ、浮かれて即刻団員に報告しようとしたけれど見間違いだったら残念すぎるので何度も見直してちょっとだけ時間をおいて落ち着いてから報告したのを覚えています。

さあ皆さん、管理人を褒めたたえてくださって良いのですよ… (*´ω`*) 

というのは冗談で、管理人は申込をしただけで直接クジをひいたりしたわけではありません。抽選自体はホール側が厳正に行うものなのです。だから、運があったのは一体誰なのか…もしかしたら先生かもしれませんね。

というわけで、タイトルの「演奏会の準備はどのくらい前から!?」の答えは、
ホール抽選を行った「1年半前よりもさらに少し前から」でした。
えーとつまり1年と8カ月前くらい…?2022年秋頃には既に動いていたのです。

当時は「まだまだ先の話…」と感じていましたが、演奏会まであと約一か月。
時間が経つのは早いものです。
残りの練習時間も大事にして、良い演奏ができるようにがんばります!

ご予約がまだの方は、ぜひお早めにどうぞ!
詳細はこちらのページです。

 

演奏会に参加できる人の条件を①~③で予想をつけていましたが、実際にはこの予想を超えた驚きの参加者も出てきたりしました。

どういうこと?

というのはまた次の時に。
こんどは合同練習の様子もお伝えする予定です。お楽しみに!