木管は謎?金管からみた不思議

どうも。クラリネットYです。
今日はとある団員から突然振られたネタについて書いていきたいと思います。
それは…
「木管の人ってなんでそんなに指動くの」
金管の方たちからしたら、両手使って速く指動かすのとか、ちょっと意味がよくわからない。と思うみたいですね。
ほぉ…
木管からしたら、口と片手だけで音変えているほうがよっぽど意味わからないんですけども。笑
まぁそれは置いといて。

木管の譜面によく登場する、16分音符より細かい音符が複数個並ぶ、いわゆる「連符」。
きっとこれですよね、おぉーってなるポイント。
すごいっすねーなどと言われると、急に冷めた顔して「いや、譜面にそう書いてあるから」
と一番つまんない返しをしてしまいそうになります。照れ隠しでしょうか。笑
連符は人によって得意不得意がくっきりと分かれるジャンルだと個人的には思っています
が、わたしはズバリ、不得意な人です。(ドヤァ)
ここからはその目線で書いていきます。

まず、冒頭の問いの答えをひとことでまとめます。ズバリ
「いや、パソコンのタイピングみたいなもんだよ」
タイピングのブラインドタッチって、キーボードの位置を指の動かし方で覚えさせて、あと
はひたすらからだに叩き込むことで習得できますよね。
木管の指回しは、それにとっても近いと思います。
この音の指のかたちはこう!とからだが覚えているので、あとはリズムに合わせて動かせば
いいと。
16分音符が4つ並ぶくらいは、余裕です。
6連符もまだ大丈夫。
そのかたまりが3つ並んだりすると、急に譜面と顔の距離感がおかしくなって、「?」であ
たまがいっぱいに。

ただのスケールなら指を順番に動かせばいいですが、跳躍したり臨時記号が鬼のようについ
てたりしようものなら、そこでフリーズして強制終了。どこ吹いているかわからなくなって、そのまま曲が終わってしまう、なんてこともあります、はい。
連符をサラッと吹きこなせる人は、音符を瞬時に理解して指を動かす、譜面の適応力みたい
なものに長けてるんじゃないかなと思っているのですが、わたしにはそれもないので(つら)、できない連符は地道に練習するスタイルで乗り切っております。
なんてことありません。テンポゆっくりからコツコツコツコツ吹けるようになるまで、ひた
すら反復するのみ!

時には声に出して歌って確認したりしますが、そういえば学生のときには、連符がうまくハ
マらないと文字をはめて歌ってって言われませんでした?
たとえば3連符がつづくと、3文字のなにかをはめてみて、といった具合です。
「トマト」「トマト」「トマト」「トマト」「トマト」「トマト」「さん」!
みたいな。わかります??
あ、「さん」は連符の最後の4分音符などです。
わたしはその当時は反抗期だったのか、「はぁ?なにそれ、ださい」などと心の中で悪態つ
いてまともにやらなかった記憶があります。笑
いまは楽器吹ける時間がかぎられているので、連符をマスターできないことがしばしばあり
ます。
そんなときは、自分がうまくはめられるところだけ、しかも「ちゃんと吹いてまっせ」な素
知らぬ顔で吹く、いわゆる、ごまかすってやつをやります。
ただ、ごまかすのもけっこうテクが必要なんですよね。。
勢いにのっているその流れではめないといけないので、どうしても遅れがちに。
自分ではやりきったつもりでも、あとで録音きいてみると、わかりやすくバレバレだったり
します。笑
わたしは天秤にかけた結果、極力全部吹くことを目標にする方を選んで今日に至っています。

そういえば、第7回の定演では、全プログラムを通して、連符、連符、また連符で、めちゃ
くちゃ、めっちゃくちゃ!練習したことを今でもはっきりと覚えております。(キリッ)
自分で自分を褒めてあげたい。。
次は、金管が音の高さを口で自由自在に操ることについてきいてみたいなぁーーー

さて、もうひとつは替え指の話。
(このあたりも金管からすると不思議なようです)

このたび、クラリネット替え指ブックなる本が出版されたようです。

なんでも、楽器メーカーごとに紹介されていて、よこすいでも大変お世話になっているK先
生も監修されているとのこと。
そもそも替え指とは?
木管楽器では、同じ音でも運指がひとつだけではなく、複数パターン存在しています。
普通の運指とはちがうマイナーな方をつかって吹くときに、「替え指つかう」と言ったりし
ます。

わたしたちのようなアマチュア奏者や学生が替え指を知ることとなるのは、実際の曲を吹い
ているときに「この音の指から次のこの音の指に変えるなんて、絶対無理。ほかの音入っち
ゃうもん」という場面に出くわしたときです。
音にもよりますが、ひとつの音におよそ2~3パターンくらい一般的な替え指があって、そ
れを組み合わせることで、無理な運指だったフレーズもスムーズに吹けるようになるのです。
これがアマチュア奏者の一般的な替え指の使い方。

だがしかし、プロの方々は、その替え指を多用するというのです。演奏する曲、曲の中での役回りなど、場面によって出さなければならない音色やピッチはそ
れぞれまったくちがうものになります。それをコントロールするためのひとつの方法として
、替え指を駆使しているのだそうです。
それには、よく知られている運指だけでは不十分らしく、プロの方々は日々研究され、数多
のパターンを生み出しているといいます。
それが本になっちゃったということで、さっそくポチったクラパメンバー。
これで演奏面にどう変化が出るか、楽しみですねー(プレッシャー)
これそのうちほかの木管バージョンも出そうですよね!期待しましょう。わくわく

4/21の演奏会でも、連符がたくさん登場します!練習を積み重ねてきた連符が見事決まっているかどうか!?どうぞお楽しみに!

ご予約は17日23:59までとなります。
繰り返しとなりますが、事前予約で座席が埋まると当日券は発行されませんのでご注意ください。また、仮に当日券が出ても座席のご希望は承れません。お連れ様と隣同士の席にすることもできませんので、来場をご検討の方は必ず事前予約をお願いいたします。
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