スウィングがわからない!正しいリズム・吹き方のコツって!?

突然ですが「スウィング」って何なんでしょう。

えっ…ジャズ…だよね…?なんていうか、独特なリズムのアレで…
と、ぼんやり知っていてもちゃんと説明できないような気が。

管理人の昔の記憶では「ドゥーダドゥーダってかんじで吹くんだよ」って教えてもらったような気がします。そんなふわっとした始まり方(?)だったので、なんとな〜くしか知らないままなんとな〜く演奏してきた感は否めません。

皆さんは「スウィング」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
「ノリの良い、カッコいいジャズ」というかんじでしょうか。思わず体がノッてしまうような、聴いていて楽しい音楽ですよね。
吹奏楽でも「スウィングといえば!」な曲はたくさんあって、有名どころだと
『スウィングしなけりゃ意味がない』
『シング・シング・シング』
『イン・ザ・ムード』
などがあります。
吹奏楽用に編曲されていますがオリジナルの雰囲気も味わえますし、ノリがいいから盛り上がること間違いなし!
ちなみに管理人はイン・ザ・ムードが好きです。これを聴くと「レッド○ブスター」を連想します。(若い世代は知らないんだろうな…)ロブスター食べに行ったことありませんけどね!

次の演奏会、よこはま吹奏楽団ではスウィングのカッコいい曲をやるんですが、改めて考えてみるとスウィングのことよくわかってないな…と冒頭の疑問になったのです。聞くだけなら楽しい音楽も、演奏する側になるとなかなか難しい部分がありますよね。「言うは易いが行うは難し」ならぬ「聴くは易いが吹くのは難し」というわけです。

そんなわけでこれを機にちゃんと調べてみようかな〜と思い、無知の味方:Google先生で検索をかけてみたところ…
「バットやクラブを振ること」
あ、これスポーツ的なやつですね。こっちではなく…

根本的なスウィングのリズムは、最初の音符と真ん中の音符をタイでつなげた3連符からつくられる。このリズムはブルースやロカビリーを含む多くのジャンルの音楽において用いられる。

多くのジャズ(特にスウィング・ジャズの時代以降)では、ふたつの連続した8分音符を等間隔に演奏せず、ふたつめよりひとつめをより長く演奏する。ひとつめの音符は、しばしばふたつめの2倍の長さ(つまり4分3連符+8分3連符)と考えてられているが、実際にそのように発音されることは少ない。

近似値を取ると、おおむね次のようになる。
1:1 = 8分音符+8分音符。シャッフルしない普通の2連符。
3:2 = 付点8分5連符+8分5連符。軽いスウィング。
2:1 = 4分3連符+8分3連符。ミディアム・スウィング、シャッフル。
3:1 = 付点8分音符+16分音符。強いスウィング。
実際は1:1から3:1の間のさまざまな比で演奏されている。スウィング・ジャズやブルースのスコアにスウィングのリズムが見られる。(Wikipedia)

うん…?よくわかりませんね。

軽いのとミディアムとレアがあるんですか?あ、レアじゃなくて強いのがあるんですか?

う~~~~ん 難しい!!

 

楽譜は8分音符がならんでいても、「Swing」の記載がある場合はそのとおりに吹いてはいけません。
タ タ タ タ タ タ タ タ と均等に吹くのではなく
タータ タータ タータ タータ ってかんじのリズムになります。(説明がひどい)
これがわりとよく聞く「ドゥーダドゥーダってかんじ」の表現ですね。

それにしても、リズムが決まってるならどうして楽譜をその通りに書いてくれないんでしょうか。

ジャズにおいて「スウィングする」という語は、うねるような強いグルーヴ感を持った演奏に対する形容としても用いられる。(Wikipedia)

「グルーヴ感」とは、ノリのよさ、一体感、高揚感、などを指す表現です。
微妙な音楽のうねりは楽譜にきっちり書きおこせない、ということなのかもしれません。

とはいえ、実際問題演奏する立場としてはどう吹いたらいいのかが問題です。

世の中のアマチュア奏者たちは同じ悩みを抱えているんではないか…と検索してみたところ、Yahoo知恵袋にありました。「スウィングってどうやって吹けばいいんですか!?」という質問が。その回答は

「ホンモノを聴け!!」

でした。

う~ん、それは確かに・・・一理あるかも・・・?
キッチリ説明できるものなら楽譜だってそう書くわけで、あえて書かない・書けないニュアンスは感じるしかありません。

てことはジャズって相当高度な音楽なのでは!?
あまり難しく考えないでノリに任せて吹けたらいいんですが・・・。
プロのジャズミュージックを聴くと、ノリがいいだけではなくて若干気だるい雰囲気をまとったちょっとアバウトな感じはありますよね。それがまた魅力という。

だんだん話がまとまらなくなってきたので、今回のまとめとしては

スウィングは頭で考えるな!感じろ!
っていうことでいいんじゃないでしょうか。いやダメか。

当団指揮者のワンポイントアドバイスは
スウィングは跳ねない
「ドゥーダドゥーダ」の「ドゥ」ではなく「ダ」のほうに重きを置くかんじ。
と言っていた気がします。

5月の演奏会、カッコいいスウィング曲を仕上げてみせますのでお楽しみに!!

 

さいごに、ホンモノのスウィングを聴いていって下さい。

Glenn Miller – In The Mood

2023年5月7日、第八回定期演奏会をどうぞお楽しみに!