元気が出る吹奏楽の生演奏を

わ~~~!WBC優勝!!
おめでとうございます!!!\(^o^)/
しかし周東選手の脚の速さにはビビりました。そしてここぞという時に決める大谷選手。不調から復活した村神様といい、「漫画よりできすぎてる!?」との声がたくさん挙がっていたようです。栗山監督も大絶賛ですね。監督なんて負けたら批判の嵐だと思うので「勝敗が全てだ」とよく言われますが、ここまで選手を信じて采配するというのは本当にすごいですし、監督の中ではどれだけの思案がめぐらされていたのか、見えないからこそ計り知れなくて尊敬しかありません。

WBCの熱い試合を見て、なんだか元気をもらえた管理人でしたが、音楽だって元気をもらえますよね!(吹奏楽団のブログだということを思い出して音楽に話をつなげます。)
演奏会後のアンケートコメントでは、毎回のように「元気をもらえました!」「私も明日からがんばります!」といった温かいコメントをいただけますが、それはなんでかなと、ふと思いました。

ひとつには、アマチュアバンドならではの一生懸命さを感じてもらえるからかな、という気がしています。
演奏する姿の理想は、プロのように ”難しいことをやっていても涼しい顔をして演奏する” というかんじかもしれません。が、アマチュアはどうしても必死感が出てしまう部分があったりします。あんまり必死だとお客さんもハラハラしてしまいますが、適度ないっしょうけんめいさは微笑ましい部分もなくはないです。

でも、そういったことよりも「音楽の持つ力」が圧倒的に大きいのだと感じます。ホールで聴く「生の」演奏だからこそ。
今回の記事は、2月さいごの練習日と3月さいしょの練習日をまとめてお送りしながら、「どうして生の音楽を聴くと元気になるのか」を考えてみたいと思います。

まずは朝の集合風景より。
数か月ぶりに全員勢ぞろいしたサックスパート。
「おぉ~~!生きていたか!お帰り!!」

そう、ずっと休んでいたもう一人のバリトンサックスが復活したのです!\(^o^)/ワーイ

よこはま吹奏楽団は低音楽器メンバーに恵まれていて、チューバ3名、バリトンサックス2名、バスクラ1名という贅沢なラインナップですが、やはりバリトンサックスが二人もいるというのは珍しいのではないかと思っています。あ~、バリサクが二本並ぶと美しいですね。

木管低音、通称「木低」がメキメキとパワーアップし、バンドのサウンドを支える低音グループの安定感が増していっているようです。

そしてさらに!!

バストロンボーンが 復活!!!

事情があって一度退団したメンバーでしたが、戻ってきてくれました\(^o^)/バンザーイ

トランペットには待ちに待って待ち続けた待望の新メンバーが加わり、長いこと寂しかった最後列がようやくにぎやかになってきました。本当に嬉しいです。

さて、五月演奏会のチラシも公開したことですし、何の曲を演奏するかも一部チラシに載っています。
(曲のところに「他」と入っていませんでしたが、この4曲以外も演奏しますよ!)

以前から登場している和太鼓たちが活躍する曲も、もうネタバレできるってわけですね。

「お~し、今日もやったるで~」

「和太鼓むずかしいッス…」

和太鼓がドンドコ鳴ると、なぜ高揚感を感じるのでしょうか。日本人の血が騒ぐんでしょうかね。
こんどの演奏会のメイン曲「もののけ姫セレクション」は、ご存知、あの有名なアニメ映画の音楽です。日本を舞台にした作品で、和太鼓が奏でるリズムは躍動感を感じられます。

ちょうど曲の中間部、この和太鼓たちが活躍する場面は、テンポは一定にしつつも躍動感のあるリズムを作り出すという難しいところ。練習の中で、指揮者からは「ここはもっとグルーヴ感を大切に」とアドバイスがありました。”グルーヴ感”とは、”ノリのよさ、一体感、高揚感” などを指す表現のことだそうです。打楽器パートの魅せどころですね!
作品をご覧になっていない方でも、ストーリー性のある音楽と日本らしさも感じられる「もののけ姫セレクション」を楽しんでいただけると思います。

冒頭の話に戻りますが(WBCじゃなくて音楽の話のほう)、生演奏を聴いて元気が出るのはなぜか。
管理人の結論は「本能が刺激されるからではないか」というものです。

あくまでも個人の見解ですが、もうちょっと詳しく書いてみます。

ノリの良い音楽を聴いたとき、思わず体が動いてしまう「体がノッてくる」状態になったこと、きっと誰しもあると思います。あれは不思議なもので、メロディーがなくても太鼓のリズムだけでもノれますよね。

「ノれる」とか「ノらない」は、頭で考えるものではなく、身体が勝手に反応するものだと思うのですが、それって人間の本能的なものなんじゃないのかなと。
理屈でなく、身体が楽しいと感じる要素を持っているのが音楽なのかなという気がします。

美しいハーモニーや、コード進行にもいろんな種類があって、重なる音が生み出す雰囲気は作曲者の緻密な構成によって作られたものです。難しいことはわからなくても、聴いているほうは「なんとなく悲しい音楽」とか、「わくわくするような音楽」とか、いろんな印象を受けますよね。

音楽は「聴く」ものですが、同時に「感じる」ものでもあり、CDや動画よりも生演奏のほうがその感度が上がるのではないでしょうか。実際に空気を震わせて音が伝わってくるかんじは、ホールで聴く音楽に勝るものはありません。聴覚だけではなく、視覚や触覚も使って音楽を感じられる生演奏こそ、人間の本能を刺激するものなのかなぁと思ったりします。

誰しも、ふだんは仕事や勉強をしたりして頭を使うことが多い毎日です。
なにも考えずにボーっとする時間をとることも大事ですが、そういう時間って意識的にとるのは難しかったりします。ボーっとしようと思っても何かしてしまったり、考えてしまったり。

演奏会という場は、お客様は「何も考えずにただ聴くだけ」。
頭を休ませながら、本能を刺激するような楽しい・美しい音楽を楽しむことは、人の生気を取り戻す助けになるのかもしれないなあと、ふと思いました。
アマチュアの演奏だと「アッ、いまのところミスしたかな?」とか「ん?ちょっと音程が悪いぞ?」とか雑念も入ってしまうかもしれませんがそこはご愛嬌…( ; ^ ω ^ )

よこはま吹奏楽団の次回定期演奏会では、美しい音楽も、楽しい音楽も、ノリの良いカッコいい音楽も、正統派マーチも、吹奏楽オリジナル曲も、歌謡曲も、いろいろ楽しんでいただけると思います。ぜひたくさんの方に聴いていただき、心地よい演奏だったと感じていただけるよう、良い演奏を目指して鋭意練習中です!

演奏会は事前予約制です。
ご予約についてはこちらのページをご確認ください。皆様のお越しをお待ちしております!

 

~おまけ~

マーチでのスネアが二人!

シンバルも二人!

人数が増えた打楽器は何かと相談事が増えました。担当楽器の分担は難しい。でも、できることも増えて楽しそうです。

 

~おまけ②~

あっ!!??こ、これはフリューゲルホルンってやつじゃないですか!!!!!

どんどん特殊管所持者が増えていっているような気がする、よこはま吹奏楽団です。

 

~おまけ③~

コード進行の話がでたので、名曲すぎる名曲をご紹介。
「カノン進行」(C→G→Am→Em→F→C→F→G)は、親しみやすい雰囲気があり、美しい流れを持つ定番コード進行の一つとして有名です。ぜひこの動画のコメント欄を読んでください。
一番上の「地球に人間がいなくなってもこの曲は流れ続けててほしい」というコメントが素晴らしい。