ポップス曲の難しさ~演奏における4つのポイント~

2019年11月は青葉区でのオータムコンサートからはじまり、三連続で毎週本番があるという怒涛の月でした。

こんなに本番の機会をいただけるとはありがたいことです!
オータムコンサートの翌週、11月9日(土)は、
横浜みなとみらい、クイーンズサークルにて午後からの演奏でした。
演奏会あけですが、午前中から猛練習!

横浜市一般吹奏楽 団員募集中!

インフルエンザでダウンしていたフルート団員も無事復帰。
色々併発してしまったらしく、体重も体力も落ちたということでした。
みなさん、インフルエンザでなくても体調おかしいときは無理は禁物ですよ!

横浜市一般吹奏楽 団員募集中!

こちらは安定のオーボエ。
音も安定してますが、練習中の佇まい?が安定してます。(要は集中しているということ。)

横浜市一般吹奏楽 団員募集中!

品行方正を目指すクラリネットたち。

横浜市一般吹奏楽 クラリネット募集中!

練習中の佇まいは…やっぱりこんなかんじです。

横浜市一般吹奏楽 団員募集中!

演奏会以外の本番では、どうしてもポップス曲が多くなります。
そのほうが聴いている方によろこんでもらえますからね ♪
そうすると必然的に活躍するのはサックスです。
よこすいのサックスは「自分が!自分が!!」というグイグイくるかんじの奏者はいません。
わりと「え…ソロは誰かやってよ(笑)」みたいな様子なので、もうちょっと自信をもってもらいたいと思います。

横浜市一般吹奏楽 団員募集中!

みなとみらいのクイーンズサークルは、たくさんの人が行き交うにぎやかな場所です。
神奈川県庁主催のイベントで演奏するため、イベントのお役に立てるよう良い演奏をしたいと団員達も真剣です。

横浜市一般吹奏楽 チューバ募集中!

横浜市一般吹奏楽 団員募集中!

演奏をされない方は、もしかすると「ポップス曲は簡単なんでしょ?」と思われるかもしれません。
でも、ポップスにはポップスの難しさがありまして…
今回は、そんなポップス演奏におけるポイントを考えてみたいと思います。

たとえば、ノリの良い音楽を作る要になっているパーカッション(特にドラム)は、正確に叩いてるからいいというものではなく、やっぱり奏者のセンスみたいなものが出てくるので ”ノれるリズムを作れるドラマー”は本当に貴重だと思います。
当然そこには高い技術も必須なんでしょうが。

パーカッションの若手くんは、時々難しい顔をしながらもけんめいに演奏しています。
彼が入団してからそこそこ経ちますが、先生は「いい打楽器が入ってくれて嬉しいね~」と言ってます (^_^)

横浜市一般吹奏楽 打楽器募集中!

打楽器パートリーダーはいつも軽~く難しいことをやってのけているように見えますが、その裏には人知れず努力を重ねているに違いない。(たぶん)
よこはま吹奏楽団にはそんな優秀な打楽器メンバーがおりますが、なにぶんまだ人手が足りないのです。
打楽器大募集中!!ですよ!!!

横浜市一般吹奏楽 打楽器募集中!

話がそれましたが、ポップスの難しさについて。

スタミナ調整の難しさ

え~そんなのポップスに限ったことじゃないじゃん(笑)
と思う方も多いことでしょう。いや、まあそうなんですけどね。
しかし、社会人を中心とした一般バンドには死活問題です。
金管楽器のなかでも特にトランペットが目立つのは皆さんご存知ですね。かっこいいポップス曲ほどトランペットの音域が高い傾向にあるような気がしますが、高ければ高いほどスタミナが奪われていくという…

トランペットはスタミナがきれると音がでなくなるので、そのへんの調整は難しいのです。

横浜市一般吹奏楽 トランペット募集中!

音域が高い1stのパートを交代で担ったりしながらうまいこと調整してくれているようです。
ちなみに。
演奏しない方にわかりやすく説明すると、「トランペットがスタミナ切れで音が出ない」というのは、音を鳴らす媒体の唇がうまく振動しなくなって音が思うように出なくなるということなんですよ。

カッコよく聴こえるコツとは

ポップス曲の難しさ、ふたつめは ”カッコよさ” がクラシックとは違うところです。
もうちょっと細かく言うと、音の出し方や音色がちょっと違います。
楽器から出した音を「止める」という作業も、クラシックとポップスではやりかたが全然違うのです。
いかに音をピタッと止めるか、というのもカッコよさを作る決め手になります。

リズムの取り方も難しいものが多く、また、どうリズムをとったらいいかわかりづらいようなものもあったりします。その代表例がスウィングじゃないかな~と思ったりしている今日この頃。

ジャズ曲をやるときに必ず出てくるのがスウィング。
これ、わかってるようで意外と全然わかってないような気がします。
最初はけっこう戸惑いますよね。なんで楽譜どおりのリズムじゃないの?みたいな。

横浜市一般吹奏楽 団員募集中!

リズムが合ってないとスッキリ聞こえずカッコ悪い、というのはジャンルに関わらず全てそうですが
ポップス曲の、いわゆる「キメどころ」でスパッとタイミングが合うと本当にカッコいいです。

そして、スタッカートやテヌートなどのアーティキュレーションをバシっとそろえることも大事です。
まあ、そのへんはクラシックだろうが変わらないところですが…。

音色の使い分け

これについては、メロディー楽器のサックス・トランペットが顕著でしょうか。
あ、あとトロンボーンとか?

たとえば演歌の曲をやるなら、たいていサックスとかトランペットが朗々と歌います。
演歌の「こぶし」をきかせたメロディーを吹くときはビブラートも大げさめにかけますし、音色もクラシックの時とは違うものになります。
ロック調の曲だと、より鋭い音が必要になってきたりもします。

サックスはよく「ほかの楽器と音が混ざりにくい」と言われる気がしますが、ポップスのソロ部分で必要とされる音色でクラシック曲を吹いたら、音が立ちすぎ(目立ちすぎ)てしまうんだろうなーと。
でも、よく考えたら音色使い分けるのってすごい大変なことですよね。

楽しく演奏すること

なんだかんだ言っても、ポップス曲を演奏するうえでいちばん大事なのは、奏者が楽しんで演奏することじゃないでしょうか。
暗い顔で明るい曲を演奏しても、聴いてるほうはつまらないと思います。

「楽しそうな演技」をするのは不自然で好きではありませんが、少しだけパフォーマンスすることも必要な時もあります。
たとえば手拍子するときの表情とかね。

横浜市一般吹奏楽 団員募集中!

さすがクラリネット(笑)いい表情ですね。

演奏者はパフォーマーです。
少しは「自分がどう見えるか」を客観的に眺めておくことも大事です。
アマチュアはついつい演奏することにいっぱいいっぱいになりがちですが、必死なばかりではなく楽しんで演奏をし、聴いてくださる方を楽しませる余裕も持ちたいですね。

 

次回は、みなとみらいクイーンズサークルでの本番の様子をレポートします♪
お楽しみに!

そして5月の第六回定期演奏会の詳細も近日発表です。

それから、5月の演奏会前の団員募集は3月上旬で一旦締め切る予定です。
打楽器、トロンボーン、トランペット大募集中!
その他のパートについて等、詳細はこちら(団員募集について)から!
見学してみたい!という方は こちら(見学お問い合わせ)から!

お待ちしています (^o^)丿