暖冬のアンサンブルコンテスト2023レポート in茅ヶ崎

2023年12月17日(日)。

アンサンブルコンテスト神奈川県職場一般の部が茅ヶ崎市民文化会館 小ホールで開催されました。
天候は晴天。12月とは思えない陽気でした。

茅ヶ崎市民文化会館にはちゃんとツリーが。もうすぐクリスマスでしたね。

立て看板といっしょにトランペット吹きがいっしょに写っておきます。第47回です。

よこはま吹奏楽団からはクラリネット六重奏と金管八重奏が出場。
金8チームの彼は本番までの一週間、曲のテンポを体にインプットさせるために暇さえあればメトロノームを聴き、頭には常に♩=144が流れておかしくなりそうだったとか。会社の同僚には(なにこの人…なんか怖い…)という目で見られていたそうです。変な噂が流れないと良いですね。

一般の部は小ホールですが、大ホールでは中学生の部が開催されており、館内にはたくさんの中学生がいました。
他の出演者に元気に挨拶をする子や、演奏が終わって泣いている子などもいたりして、「あぁ…我々もこんな時代があったかもしれないしなかったかもしれない」と思いながら見ていたら、さきほどのトランペット吹きが「あぁまぶしい…汚れた大人が見ると目が…」とかなんとかつぶやいていました。

 

楽器ケース置き場へ行くと、出演順が先のクラリネットメンバーがスタンバイ中。みんな余裕そうな表情です。

6人そろったので記念写真を。
\ ホラ、並んで並んで /

ハイ とりま~す!
黒い衣装におそろいハンドタオルが映えていて良いですね~

よし、OK と思ったら
「アッ!みんなタオル持ってるのに自分だけ持ってなかった…」
というバスクラくんがいたので撮り直し。危うく裏切り者になるところでした。あぶないあぶない。

金8メンバーもそろっていたので記念写真。

そうこうしているうちにクラリネットは出発時間に。音出し部屋へ移動開始です。

「いってらっしゃ~い」「がんばって~!」
「いってきま~す!」

金8メンバーに見送られていました。

この日の一週間前、団員の前でお披露目演奏を行いました。

金8チームのほうは緊張もあったのかテンポが安定せず、基本中の基本である「タテの線がそろう」ということすらできていない状態で、本人たち曰くボロボロの状態でした。
本番前日の練習もまだテンポが安定せず、ずっとテンポ、テンポ…もう金8はずーーーっとテンポに乗り切れないことに悩み続けていたようです。当日午前になってようやく何かつかめてきたようで、「なんとかいけそうだ」という実感をつかんだのはチューニング室だったとか。本当にギリギリですね。

 

大会当日、出場するチームはそれぞれ大会運営を手伝うスタッフを一人出す必要があり、出場しない団員から協力者を募りました。快く引き受けてくれたクラリネット団員CちゃんとTuba団員Iさんに感謝です。
クラ団員Cちゃんは場内のスタッフとして、Tuba団員Iさんは音出し部屋~チューニング室の案内係として手伝ってくれていたため、出場メンバー達は本番前に見知った顔を見つけて笑っていました。少しは緊張がほぐれていたかもしれません。

クラ6チームも金8チームも、どちらもそれぞれ工夫をこらしながら限られた時間のなか練習をしてきました。練習の成果は発揮できたでしょうか。

 

金8の演奏後、カメラを向けるとこの表情。無事終わったみたいですね。

練習通りできた人も、思うように吹けなかった人も、いろいろあっただろうと思います。
結果を受け、講評を読み、もっと良い演奏ができたはず、できるはずだと悔しい気持ちになったかもしれません。
でも、ぜひ今回やってみて成長した部分に注目してほしいと思います。

自分の技術を見つめ改善していくという作業は、機会をつくらないとなかなかできないものかもしれません。それを一人でやるのは難しくても、アンサンブルのなかで仲間と一緒に切磋琢磨しながらならできる面もあります。
大人になってからでも、まだまだ伸びしろはありますし上達もできます。聴いている人に楽しんでもらえるように、また、自分が思うように吹いて楽しめるように、もっと上手になりたいという向上心を持ち続けていけると良いですよね。

 

出場したメンバーがこんなことを言っていました。
「アンサンブルのときに張り巡らしているアンテナを、合奏のなかでもできたらもっと演奏の精度が上がると思う。いかにいつもの合奏の中で漫然と演奏していたかを実感した。」と。

その感覚に気づいたことが、大きな収穫です。

よこはま吹奏楽団の目指している音楽は「ウィンドアンサンブル」。
本来各パート1人が理想ではありますが、人の入れ替わりの多い社会人バンドのため多くなりすぎない人数で調整しつつ、それでも今は団員も50人近くになりました。
人が増えればそれだけ音は合いづらくなり、奏者一人の意識も無意識のうちに「大勢のなかの一人」という傾向が出てきてしまいます。
「ウィンドアンサンブル」を作るには、アンサンブルで求められるのと同じレベルで「一人ひとりが自分の役割を担い表現できる演奏技術」を持ちたいのです。
アンサンブルができる機会は、こういったことを見つめなおす良い機会でもありますね。

アンサンブルコンテストに出場したメンバーは本当にお疲れ様でした。他団体の皆さんも!
そして、応援してくれた団員の皆と、支えてくれた家族、関係者の皆様も、ありがとうございました。

欠員もなく、チーム全員で出場できてよかったです。

 

 

さて、次回演奏会の予約も着々といただいております。ありがとうございます。

詳細はこちらのページからご確認ください。

 

が!そのまえに!
次はお正月の出初式(第二部)に出演させていただきます!がんばります!

【令和6年南区消防出初式】
令和6年1月5日(金曜日) 第二部 
時間:13時45分から
場所:南公会堂(みなみん)
詳細はこちらからどうぞ!