初出演!2024年南消防署出初式 本番レポート

2024年1月5日(金)。

世間は仕事始めの日だったり、仕事始めから二日目だったり。もうすでに新年からの仕事が始まっている平日でしたが、この日が南消防署出初式の日でした。

本日の演奏場所、南公会堂講堂が入っている南区総合庁舎に到着!良い天気です。

南区総合庁舎の隣にあるのが、南消防署です。写真の左端に赤い消防車がちょっと見えてます。
本当はもっと接近して消防車を撮りたかったのですが無断撮影も良くないだろうということで断念・・・

本番の演奏は14時過ぎからですが、午前中からリハーサル室を使わせていただけるということで11時には到着。

前日の4日にも練習はあったのですが、出演メンバーの約半数しか集まることができず。本番当日のこの日が2024年初演奏というメンバーもいたようで・・・
「いや~、12月17日以来まともに吹けていないから不安で早めに来ました」
という団員もいたり、
「出初式の集中練習日に全然出席できず、ちょっと心配ですが頑張ります!」
という団員も。
どんな本番でもそうですが、仮にどれだけ練習をしても「完璧に練習できた!」と言えることは滅多にないので、本番前は何かしら心配事があるものですよね。練習不足の自覚があればなおさら・・・

この日の本番は、そういった個人の問題とは別の不安要素がありました。
それは、「指揮者が本番に間に合うのか!?」という問題。

当初の予定では、この日は指揮者の足立先生には仕事があるということで本番出演は残念ながらできない、ということになっていました。
「う~む、指揮者不在でもできる曲を選ばなくてはいかん」
「じゃあドラムセットがテンポキープできる曲がいい」
「テンポ変化のあるところはどうする!?曲終わりの締めくくりのタイミングは!?」
「そこは1stクラリネットに合図してもらおう」

などと相談をしつつ・・・
前回記事に書いた通り、ただでさえ偏りのある編成に加え指揮者まで不在ということで、団員たちはなんとか自分達だけで音を合わせようとしていました。

ところがどっこい!
本番一か月前を切った頃でしょうか。「仕事の具体的なスケジュールがわかってきて、どうも午前で終わりそうなので本番に間に合うはず」と足立先生から朗報が!

「やった!助かった!!」と喜びましたが、管理人は(こりゃあ念のため”万が一の事態”を想定しておく必要があるな・・・)と考えていました。
社会人の皆さんなら、”予測できない不可避の残業が発生することはよくある” ことは身をもって経験していると思われますが、仕事とは悲しいかな、まぁそういうものですよね。
「仕事が長引いて指揮者が本番に間に合わない」可能性があることを頭に入れたうえで準備しなければ、いざそうなったときに対処できません。

今回、よこはま吹奏楽団の出演時間の司会原稿は、出初式を進行する全体の司会者さんに読んでいただくことになり、原稿はトランペットのAちゃんが作ってくれました。(ありがとうございます!)”指揮者がいるテイ” で作った原稿は事前に主催者にお渡ししていたので、万が一指揮者が不在になってしまったら読み上げていただく司会原稿がおかしなことになります。
たとえば「指揮は、よこはま吹奏楽団常任指揮者 足立昭夫でお送りいたします。」と読み上げたのに、「え?舞台上には指揮者らしき人物いないけど?」となってしまうわけです。

念のために指揮者不在バージョン司会原稿も印刷して持参しておかねば。
と、そんな不安も抱えながら臨んだ当日。
団員達も集合し、本番前最後の練習をはじめようと準備をしていたときでした。

先生から連絡が。

「予定より遅くなっていて、まだ現場を出られていません。本番ギリギリになってしまうかもしれません…」

あああああああああああああああああああああなんかそうなるような気はしていたんですけどもおおおおおおお
(;´Д`) ヒイィ

 

指揮者が不在になる可能性が高まりつつ、練習開始時にいつも行っている基礎練習を開始。
と、ここでメトロノームが落ちてしまいバラバラに崩壊する事故が!
な、なんということだ・・・不吉だ・・・!

これは完全に人為的ミスなので不吉でもなんでもないのですが、指揮者不在になるかもしれない動揺のせいでしょうか。とりあえず、自分達がコントロールできないことを考えてもしょうがないので、いま自分達ができることをやろうと、練習に集中集中・・・

本番直前の練習で、どのくらい細かく練習するのか、どのくらい時間をかけるのか、というのは塩梅が難しいところです。が、「本番直前でもやれるだけのことをやって良い演奏ができるようにしたい!」という想いで、これまで指揮者から指摘されていたポイントに絞りつつ最終確認をします。

と、途中で先生から連絡があり、無事に着けそうだとのこと。あぁ~~よかった~~~

 

お昼ご飯を食べるヒマもなく仕事現場から大急ぎで直行した足立先生が到着!

まだ練習時間が残されていたので、すぐに先生に練習をみていただきます。
やれるだけのことをやって、練習終了!

本番の時間が近づき、リハーサル室から舞台袖へ移動です。

打楽器を運び、出番を待ちます。
我々の他にも「六ツ川大池囃子」「まとい振込」「はしご乗り」「久良岐太鼓」「消防団声楽隊」の方々が出演されていて、舞台裏では出演が終わった太鼓の方々が片付けをされていました。

本番前ですが団員たちはリラックスムードのようです。

打楽器を運ぶ手伝いメンバーの楽器を預かり、待機中メンバー。人の楽器預かるのってちょっと怖いですよね。トランペットは持ちやすくて良さげです。アルトクラが脚に挟まれとる!とびっくりしたら、ちゃんと命綱のストラップがついていました。

そして本番開始。

舞台の幕が下りた状態から、幕が上がっていき・・・
よこはま吹奏楽団の登場です! バーン
この、幕が上がるの久しぶりに体験しましたがちょっと緊張しますね。

一曲目の演奏前に、司会者さんより曲紹介。
「一曲目はマツケンサンバです」
と言った瞬間に会場がザワザワ…とざわめきました。皆さんやはりマツケンお好きですね。上様良いですよね。

何曲か演奏させていただき、最後は『ヤングマン』を演奏しました。
Y M C A の振り付けは、お客様側からみて「C」にするので奏者側は左向きにCを作ります。向きを間違えることなく振り付けできてたでしょうか。
お客様も消防の関係者の皆様も手拍子してくださり、楽しんでいただけたのならこんなに嬉しいことはありません。

 

無事に本番が終わり、団員たちもとても楽しかったようです。
このような機会をいただき、本当にありがとうございました!

出初式でもちゃっかり宣伝をさせていただきましたが、4月の演奏会のご予約、まだまだ受付中です。もう600席を超えるご予約をいただいたようで、皆様ありがとうございます!全席指定席(事前予約制)ですので、ご予約がまだの方はこちらのページからお早めにどうぞ!

 

おまけ

接着剤で破損個所を処置されたメトロノームは奇跡的に修理に出さなくても大丈夫でした。
透明のフタがゆるゆるになってしまいましたが、まだまだ現役でがんばってくれそうです。