地域のイベント本番@吉野町市民プラザ

2024年3月20日(水・祝)、いつも練習会場として利用させていただいている「吉野町市民プラザ」さんでの音楽イベントに出演しました!

今回はその本番当日レポートをお届けします。さぁいってみましょー (/・ω・)/

初開催となるこちらのイベント。
吉野町市民プラザさんのお話によると、「地域で活動する音楽団体同士の交流の場や演奏の場を設けたい」ということで企画してくださったようです。
コロナによって地域イベントがすっかり減ってしまい、よこはま吹奏楽団も本番の機会が減ってしまっていたので、出演することができて団員達もとても喜んでいました。

本番は午後からなので午前は練習です。

おや…先生がいないぞ…?

実は、本番当日は先生が仕事のため参加できないことがあらかじめわかっていました。
指揮者のいない演奏はかな~り不安です。が、ドラムに合わせてできる曲を選べばきっと団員だけでもできるだろう…ということで、演奏係が悩みに悩んで選曲をしました。

だがしかし!

指揮者のいない演奏はかなり心配でした。足立先生の指揮でも練習は何回かしましたが、曲の仕上がり具合をみていた足立先生とインスペクターが相談し、結局インスペクターが指揮を振ることになりました。
(※インスペクターとは?=当団では、演奏を円滑に行うためマネージャーとしての役割を担い練習計画等を管轄する存在です)

インスペクター(略してインペク?)はチューバ吹き団員ですが、よこはま吹奏楽団はチューバが三人もいるという贅沢な状態なうえに今回の本番は三人とも出演できたので、「チューバ二人いるなら大丈夫か」ということでインペクは指揮を担当することに。

奏者の立場からすると、やっぱり指揮があるのとないのでは全然違います。
吹きやすい!ありがたい!
インペク自身は演奏できなくて気の毒ですが、「すみません!ありがとうございます!」という気持ちで本番の日の午前も練習していました。

本番直前でも、まだまだ演奏は良くできるのでギリギリまで真剣に練習します。
インペクの的確なアドバイスのおかげで、団員合奏も密度のあるものになりました。

そしてお昼休憩。ゆっくりごはんを食べて、さぁ本番会場へ移動しようかな…と思ったら突然の雨。
天気予報、雨なんて言ってたっけ!?となりながら楽器をしょって小走りしつつ雨に打たれて会場へ向かいます。

 

本番前、準備をすませた木管メンバーで一枚。
「久しぶりの本番、がんばるぞ~!オ~!」(と言わされている団員達。)

うちの団員たちは「頑張るぞ~!」なんて言わなくても全力でやる人たちなのですが、絵的には動きがあったほうが良いのと表情も良くなるので「オ~!」と言わせるカメラマン。
打楽器メンバーも今日は勢ぞろい!7人にも増えて、男3人だけだったさみしい時代が遠い昔のようですね。

こちらは金管メンバー。
ちょこっと狭めの控室でぎゅうぎゅうですが、みんななんだか楽しげです。
あれ、でもトランペットがいない…?

別の場所であやしい相談(!?)をしていたトランペットメンバー。
「なんかポーズとって」とリクエストすると、なんかあやしいフォーメーションになってくれました。

そして本番開始!

司会を引き受けてくれたトランペットのKちゃんがとっても上手に司会をしてくれました。

演奏のほうもインペクのおかげでなんとか形になりました。

(演奏前の音出し中 ↓ )

今回の本番、実は選曲で悩んだのが「泳げ!たいやきくん in swing」という曲。

この曲はサックスのソロがいくつかあり、テナーサックスにも少し長めのソロがあったのです。
テナーサックスのAちゃんは今年1月に入団したばかりでちょっとブランクもあるという状態でした。そんな入団間もない彼女が3月の本番でソロを担当することは本人にとって気が重いのでは!?と心配していたのですが、見事、本番もしっかりソロを吹いてくれました。
きっと合奏以外の時間も使って個人練習などがんばっていたのでしょう。他の楽器のソリストも、それぞれに影の努力があったと思います。
もちろん、ソリストだけでなくメンバー一人ひとりがお客様に楽しんでいただける演奏を目指して練習してきたからこそ、短い練習時間でもなんとか形になりました。

この日の演奏はポップス曲のみで、洋楽、スウィング、歌謡曲、サンバ という色んなジャンルを演奏しましたが、いろいろあるのはやっぱり楽しいですね。
歌謡曲は歌詞が聞こえてくるかのように演奏したいですし、サンバは明るくリズミカルに。スウィングはスウィング特有の吹き方で、ちょっとルーズっぽいけどカッコいい音楽を味わえます。

 

最近ふと思い出したことで、足立先生が昔よく言っていた言葉に
「本番に大きいも小さいもない」
というのがありました。

演奏を聴いてくださる方が一人でもいるのなら、奏者である我々はできる限りの良い演奏をお届けして聴いている人に楽しんでいただきたい。そして、良い演奏をすることで自分達も楽しむことができます。

お客様が数十人の会場でも、千人の会場でも、我々奏者が目指す演奏は同じ。
楽団のモットーである ”真摯に音楽を「楽しむ」こと” とは、そういうことにもつながるなと思います。

4月の演奏会は、よこはま吹奏楽団にとって初めてのみなとみらい大ホール。今までにないたくさんのお客様の前で演奏することができそうです。

管理人がちょっと心配しているのは、『あまり本番の機会がなかった団員達は、ホールの大きさやお客様の多さに圧倒されて緊張してしまい普段の演奏ができないのでは!?』という点。
でも、
どんな環境でも人に音楽を届けることに対する姿勢は変わらない。奏者としてやることは同じ。「本番に大きいも小さいもない」ということがわかっていれば、きっと緊張に負けず良いパフォーマンスを発揮できると思います。

とはいえ、実体験として「場数を踏む」のは大事なことです。人前での演奏もたくさん経験することによって得られるものが色々とありますよね。
そういう意味でも、今回のイベントに出演できたことはありがたいことでした。

貴重な本番の機会をいただけたこと、吉野町市民プラザの皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。
この経験値を、今後の活動にも生かしてまいります!

 

~おまけ~

イベント全体の演奏終了後、出演団体から数人集まり演奏会宣伝などを行いました。
当団はインペクが演奏会宣伝をしてくれましたよ!

本番の指揮をつとめただけでなく演奏会宣伝まで任されて、やること盛りだくさんな大活躍すぎるインペクでした。お疲れ様でした…!