合奏をみるのは難しい!3つのポイントとは!?

9月は本当に先生が忙しかったのです。
第一日曜しか練習に来ていただけなかったので、あとは団員のみで練習をしていました。

 

団員だけの練習でも、課題は山積みです。
やれることは、たっくさんありました。

団員合奏は、下振りをする団員が何人かで曲ごとに交代しながら行いますが、
練習を進めていくのはとても難しいのです。
上手に演奏できていない箇所がわかっても、うまいことアドバイスするのも難しいですし
逆にできていないところを細かくみていきすぎると全然先に進まなくて
あっというまに時間が経ってしまったり・・・

みんなの前に立って合奏をすすめてみると、その難しさを痛感します。
そして、いつもの指揮者合奏がいかにサクサク進んで
効率よく練習できているかということに気づきます。

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合奏をみるときの3つのポイント!?

合奏をみることの難しさってなんでしょうね。

ひとつは、耳のよさが必要ということでしょうか。
「あ、ここ音がおかしいな」とか、
「ハーモニーがあってない」とか、
「このパートとあのパートの音の長さが違うな」とか、
そういうことに気付ける耳があるかどうか。
もちろん、細かいところだけでなく全体のサウンドバランスについても。

まずはおかしいところに気づけないと、指摘もできません。

ふたつ目は、改善点のアドバイスをいかにうまく伝えるか。
「ここがダメだあそこがダメだ」
とダメな点だけを言っても、どうしたら良くなるのかわからないとサウンドは変わりません。
(奏者が自主的に改善してくれる場合もありますが)
「ここのアクセントをもっとハッキリと」
「符点四分音符を長めにしてみて」
というように、具体的にアドバイスをもらえると短時間でガラッと良くなったりします。

奏者の技量に合わせてアドバイスするのも大事なところです。
毎日練習できる学生と週一回でしか練習できない社会人に対してでは
求められることも変わってくるでしょう。
奏者のレベルでできる範囲をはるかに超えた要求では良い方向に向かいません。
(先生は少しずつ求めるレベルを上げてきているようですが(笑))

あとは言葉の選びかたも工夫のしどころ。
「これが全然できてない」と言われるよりも、
「これができるともっとカッコイイね!」と言われた方がヤル気になりませんか?

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みっつ目は、テンポの良さや空気づくりでしょうか。

たとえば、上手に演奏できない曲を練習しているときに、
合奏を見ている人が「う~~~ん・・・」と悩む時間が長かったり
「えーと153小節目から・・・いや、162小節目から?
あ、やっぱり31小節目からやりましょう。サンハイ」
みたいなよくわからない指示ばかり出されたら、
奏者のモチベーションは下がるように思います。

あと、奏者のモチベーションを下げるのは
前に立つ人がイライラしたり暗い顔したりボソボソ話したりと
ネガティブな感情を全面に出したり、指示の理解に苦しむ場合。
あってはならないことですが、人格を否定するようなダメ出しをする場合も、そうですね。

世の中にはそういう指揮者(指導者)もいるようですよ。
そんなでは奏者が音楽を楽しめるわけがありませんね。

自分の経験では、ものすごくしかめ面しながら練習をみる指揮者のもとで吹いたことがありますが
とても楽しい気分では吹けませんでした。
”絶対にこうでなければならない” という指揮者の呪縛にビクビクしながら
吹いているようで息苦しかったものです。

 

合奏の難しさをみっつ挙げてみましたが、
みっつ目にあげた ”奏者のモチベーションを保ちながら練習する”
というのはかなり難しいです。
経験を積んできた人でないとそこまでできません。
先生は皆が疲れてきたりするとすぐ気がついて
冗談を言って笑いを誘ったりしているような気がしますが、
そういうところがさすがだなあ、と感じます。

下振りをしてくれる団員は皆いっしょうけんめいやってくれますし、
慣れていないことは団員皆わかっているので、
団員合奏の時は、お互いに助け合いながら合奏をしているかんじでした。

(すぐカメラに反応するクラリネットたち。)

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打楽器助っ人 トロンボーン参上

助け合い、といえば。

今回の演奏会では、トロンボーンが打楽器に助っ人することになりました。
トロンボーン人数が一番多くて打楽器が足りないからと相談した結果、
トロンボーンメンバーが引き受けてくれたのです。

みんな自分の楽器を吹きたいでしょうに、
全体のことを考えて「やってもいいよ!」と言ってくれるのはありがたいです。

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そんなトロンボーンメンバー(打楽器助っ人)からの視界。

「え・・・なんか楽器がいっぱいあってどうしよう」
「楽器の名前すらちょっとよくわかんない」

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打楽器の楽譜って、一度落ちたら2度と復活できなさそうですよね。

下のはバスドラとシンバルの、とある楽譜です。
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うーん。
やっぱり、いまどこだかわからなくなりそうですよねえ…。

別日には個人練習の時間がありましたが、
その日は主にトロンボーン団員が打楽器パートリーダーに教わっていました。

「うッ・・・シンバル重い・・・」「そんなの軽い軽い」横浜市一般吹奏楽 打楽器募集中!

「どう叩けばいいのやら…」「ふつうにやればいいんだよ」横浜市一般吹奏楽 打楽器募集中!

「いや、ふつうにって言われましてもわかりませんがな」「え~、だからこんなかんじで~」横浜市一般吹奏楽 打楽器募集中!

「ここのとこはこうで…」「フムフム」横浜市一般吹奏楽 打楽器募集中!

「先生!ぜんぜんわかりません!」「よし!お手上げだ!」横浜市一般吹奏楽 打楽器募集中!

まあ、セリフは捏造です(笑)
打楽器パートリーダー及びトロンボーンメンバーの皆様すみません。

トロンボーンメンバーも頑張ってくれていますが、
打楽器メンバーだって自分の練習時間を削って教えてくれているのですから大変です。

昨年のオータムコンサートではホルン吹きが1人打楽器の助っ人に行ってくれましたが、
今年のオータムコンサートはトロンボーンメンバーが何人も打楽器を演奏します。
本番は、練習の成果が出せるといいのですが…ハラハラ。

今回の演奏会は、ぜひトロンボーン&打楽器にもご注目ください!

フィリアホール(青葉台駅からすぐ。)にて15:00開演です。
入場にはチケットが必要となります。
当日券の配布は14:00からの予定です。
当日券は、なくなり次第終了とさせていただきます。

皆さまのお越しを団員一同お待ちしております♪