クラリネットの魅力とシングルリードの苦労

シングルリードはタンギングが大変!

クラリネットやサックスといったシングルリード以外の楽器の人は

「なんでクラとかサックスってあんなにタンギングやりにくそうなんだろう」
「トランペットみたいにハッキリ吹いてほしいところも、シングルリードだと音が繋がって聞こえるなあ」

みたいに感じたことがあるかもしれません。

それは当然楽器の構造上の問題が大きいところだと思いますが、
不思議に思う人は是非一度クラリネットとか吹かせてもらうといいと思いますよ。

管理人はクラの友達に楽器を借りて吹かせてもらったとき、
「こんなすごい力でくわえてないと音出せないの!?無理!!口が、疲れる!!!」
というのが第一印象でした。
しっかりくわえてないと口の端から息がもれちゃうんですよ…そりゃもうスカスカと。
管理人は金管経験者ですが、金管の口まわりの筋肉の使い方より遥かにクラのほうが疲れる気がしましたよ。
慣れてないからそう思うだけかもしれませんが、とにかく言いたいことは
「こんなんじゃあタンギングできやしない」
と思った、っていう話です。
金管楽器奏者にとってのタンギングの感覚と全然違うんでしょう、きっと。

今回は2月中旬くらいの練習風景ですね。
さーて演奏会までに5月の練習風景に追い付けるのか…!

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クラリネットの、深みのある音色がサウンドを変える!?

この日の練習では、クラリネットに見学の方が二人来ていただきました。
クラリネットの音が強化されると、全体のサウンドが全く違うものになります。
この日、改めてクラリネットの重要さを感じました。

クラリネットの音色って、なんだかとてもやさしいですよね。
以前オーケストラを聴きに行ったときに、クラリネットソロがびっくりするほど深みのある音で
他のどの管楽器のソロよりいい意味で浮き出て聴こえました。
「木の音」という表現がいいのかどうかわかりませんが、
そんな、他の楽器には絶対真似できないあたたかみのある音色を出せるところが、クラリネットの魅力だと思います。

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吹奏楽というと”ブラスバンド”のイメージで
金管が主体のように思われる方もいるかもしれません。
でも、金管と木管が混ざりあって作られるサウンドは、吹奏楽独特の良さがあるのではないでしょうか。

「音を混ぜる」とよく言いますが、音色の違う楽器同士をうまくブレンドさせることはなかなか難しいです。
たとえばサックスとフルートだけだったら混ざりそうにないですよね。
クラリネットは、そういう混ざりにくい楽器たちの緩衝材みたいな役割なのではないかと思ったり。
管理人の勝手な解釈ですが。

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考えてみれば、音を出す媒体は楽器によって違います。
同じ木管楽器であっても、シングルリードとダブルリードとあるわけですし、さらに笛もいます。
フルートはリードがないぶん安上がりでイイネ、なんて(笑)

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音を出す媒体が違うと、発音の時のタイムラグもそれぞれです。
それが一番ないのは打楽器ですよね。
そのぶん、打楽器は管楽器と一緒にやるのは結構苦労するみたいです。
前に打楽器の友人が言っていたのは、「管楽器の人がオンタイムで音が出てこないことを予測してピッタリのタイミングを計っている」んだそうで。
プロなら管楽器もオンタイムで出れるのでしょうが、アマチュアレベルだとなかなかうまくはいかないですからね。
管楽器と同じように呼吸をとりながら叩いたりなどしているようで、各楽器いろんな苦労があります。

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おや、これはもしかしておニューのスネア…?

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リード楽器の話に戻りますが、リードのアタリハズレもあるので経費的にもホント大変だと思います。
すっごくいいリードがあってもずっとは使えないし、ある日には最高の状態でも別の日にはそうでもなかったりすんですよね?
いや~~~信じられん…!

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こんどの演奏会でも、特にクラリネットがものすごくタンギングに苦労した曲がありました。

なんだかんだ言いながらも、個人練習をがんばったりしてなんとか形になってきたようです。
演奏会一部の三曲目に演奏する曲を、皆様ぜひお楽しみに!

 

演奏会まであと4日!?!?
5月19日は是非磯子公会堂へお越しください!