しょっちゅう息を吸うのはＮＧ？～クラリネットの先生の合奏より～

2019年11月23日

まーたすっかりごぶさたしておりましたが、
演奏会前に詰め込んでブログ更新するのはよくないクセですね。

皆さんもうお気づきの通り、管理人は夏休みの宿題を最終日にやるタイプなのかもしれません。

さて今回は10月初旬あたりの練習風景をお届けします。
珍しく真剣に吹いているクラリネットパートです。
（いつもカメラ向けるとピースばっかりしてくる人がいるから…）

2019年のオータムコンサートに向けての夏の期間は、指揮者合奏が本当に貴重な時間でした。
吹奏楽連盟の仕事等の合間をぬって、なんとか先生が時間を合わせてくださって
練習を見ていただいていたこともあり、合奏中も皆集中していました。

打楽器はトロンボーンメンバーの助っ人も交えつつ、
大型楽器を揃えて数少ない練習回数で頑張ってくれていました。

先生は「髪切りに行くヒマがない…早く切りたい…うっとうしい…」
とボヤくほど忙しいのに、練習は毎回真剣にみてくださいます。
この練習のあとも仕事に行かれるとのことでした(´；ω；`)

↑ この練習日の次は先生が来れなかったのですが、
オータムコンサート一か月前のこの頃は団員合奏も難しいところがありました。
だいぶ曲も形になりつつあったので、クラシック曲を団員で詰めていくのは限界があったのです。

そこで・・・
木管レッスンをみていただいているクラリネットがご専門の
川村先生に全体合奏をみていただきました！

このブログでご紹介させていただくのは初めてですね。
金管レッスンの様子はブログにあがるのに、木管レッスンはやってないのかな？
と思っていた方もいるかもしれませんが・・・
実は以前から何度も木管レッスンをみていただいていたのです。
が、掲載の許可をもらうチャンスを逃していたために登場がこんなに遅くなってしまいました(^_^;)

まずは基礎合奏で全体の音を聞いていただいたところ、先生のさいしょの感想は
「やっぱり足立先生のバンドだね。優しい音がするね～（笑）」
でした（笑）

強豪校と言われる学校の指導もされている川村先生からすると、
そういう学校はものすごい音圧で、圧倒されるそうです。

よこはま吹奏楽団はウインド・アンサンブルを目指していることもあり、
比較的少人数で音のきれいさを大切にしています。
サウンドは指揮者によって特徴があるものだと思いますが、
足立先生のサウンドの印象はやさしいかんじ？なようです。
もちろん、やさしい音だけでは音楽的な表情がつかないので
色んなサウンドを使い分けて幅広い表現ができるようになりたいですが、
聴いている人に心地よいと感じてもらえるサウンドを作れたら嬉しいです。

川村先生は、足立先生の昔からの繋がりがあって来ていただいています。
（だから、昔から足立先生のサウンドをよくご存じなのです）
練習中はクラリネットを吹きながら教えてくださる場面もあり、
大変わかりやすいアドバイスをくださいます。
いや～、しかし・・・先生の音を間近で聴くと
クラリネットってこんなに深くていい音色が出る楽器なんだなあというのを感じますね。

ピッチの悪い音などについては、「こっちの指のほうがいいよ」と教えてくださったり。

指を変えると即座に音が変わるので面白いですね。

川村先生は別の吹奏楽団の指揮もされている方なので、当然全体に対する指示も的確です。
できていないろところを、丁寧かつ効率よくつぶしていきます。

いろんな面白い話も聞けました。
”吸う必要がないのにしょっちゅう息を吸ってしまうこと”　を
先生は「”病気”と呼んでいる」と言っていたのが印象的でしたね（笑）

でも、それってけっこう思いあたるふしありませんか？

先生は「自分の息がどのくらい続くか、限界を知っておいたほうがいいよ」
とおっしゃっていましたが、そういうことって改めて言われないと考えないですよね。
ブレスをとることを無意識に行っている人が多いかもしれませんが、
音楽で大切なのはフレーズです。
フレーズを途切れさせないために、ブレスの位置はよく考えないといけませんね。
自分が思い込んでいるより、意外と息は続くのかも。