楽器の構え方~みんなちがってみんないい~

楽器の角度は揃えたほうが良い!?正解はあるのか??

結論から言うと正解はないと思います。
というか、人によって違うんじゃないでしょうか。
あっ、タイトルがネタバレでしたね。

楽器は、当たり前ですが息と口を使って吹くもの。
高い音や低い音は口の中の容量(”シラブル”といいます)を調節して吹いています。
奏者は無意識のうちにやっていることと思いますが、舌の位置などを微妙に変えたりしながら吹く必要があり、息の通り道となる喉や口の中はとても大切なんです。

人間の骨格はみんな違います。歯並びだって違いますよね?
出っ歯の人とそうでない人は、タンギングの際に舌をつく位置も微妙に違うわけです。
金管なら、マウスピースをあてたときの角度も変わってくるわけです。

ということは、ですよ。

楽器を構えたときの角度については、その人の骨格に合わせたベストポジションがあるはず。
何度が正解とかではなく、その人が一番いい音が出せる場所が正解なのです。

今回は3月中旬くらいの練習風景~

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楽器の角度が、人によって差が見えやすいのはトランペットとトロンボーンですね。

直管楽器ですから、あんまり極端に下を向いているのはよくないかもしれません。
でも、ベルの位置が揃っていないことは全然問題ではないのです。

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もしかしたら、中学校などで指導者に
「角度を揃えろ!!」
と言われたことがある人もいるかもしれません。

マーチングならそれは正論です。あれは見た目重視ですし、そういう競技ですからね。
でも、いい音を出すことが目的の吹奏楽で、角度を気にしていい音が出なくなったらどうでしょう。
本末転倒です。

楽器をはじめる時は、みなさんたいてい正しい知識を持たずにはじめます。
(小学生・中学校ではじめた、という人も多いみたいです)
アドバイスをくれる身近な大人(先生)が、間違ったことを教えていたらそれは可能性をつぶしてしまうことになるのかも。
自分に合った角度で吹いたらものすごくいい音が出ていたかもしれない人が、無理のある角度で吹いていたら…と想像すると、とてももったいないとは思いませんか?
一度ついてしまったクセはなかなか治るものではありませんから、最初は重要です。

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意外と自己流で自由にやっていたほうがよかったりするんですかね(笑)
ちなみに管理人の経験談だと、楽器の構造も知らずに小学校から始めたトランペットを自己流で吹き続けてました。
高校に入ってから、「吹いている時のアンブシュアを鏡で確認するといい」みたいな話をどこかから聞き、自分の歪んだアンブシュアについて考え始めたらよくわかんなくなり、結果音が出なくなるというスランプに陥りました。
スランプになる原因は他にもありましたが、まあ考えすぎはよくないなと思います。
歪んだ口で吹いていたって、いい音が出ているならなんでもいいんじゃないでしょうか。
ジャズトランぺッターの超うまい外国人プレイヤーで、すっごい歪んだアンブシュアの人とかいるらしいですしね。

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ただ、気を付けたいなと思うのは、吹いている最中にベルが動きすぎること。

木管楽器はベルが動いても音への影響はないように感じるのですが、
やはり直管楽器はモロに音への影響が出てしまいます。
吹いてる最中にベルが上下に動いたりすると、音が揺れて聴こえてしまうのです。
(どの程度かにもよりますが、あまり激しいと…ってことです。)

音楽にのって体が動くのは自然なことなので、動いちゃダメと言っているわけではないですよ!

この日の練習は打楽器を揃えての合奏でした。
やはり打楽器が入ると音楽が変わりますね。打楽器の表現力はすごいです。

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個人的には、サスシンとティンパニが入ることによる曲の盛り上がり具合がとても好きです。
クレッシェンドのところとか最高ですよ。
こんどの演奏会、前回演奏会でのリベンジを約束した助っ人も参戦してくれます。
宜しくお願いしますね~!

演奏会、いよいよ明後日に迫ってきました!
19日は磯子公会堂へお越しください!
当日券は13時配布開始予定です。なくなり次第終了となりますのでご了承ください!

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