吹奏楽の経験曲と選曲の話

もうすっかり夏です。
が、管理人の職場は冷房が常に効きすぎていて毎日ガタガタしています。冬です。

 

さて、突然ですが・・・
吹奏楽のご経験がある皆さん。過去に演奏したことがある曲は何曲ですか?
今回は練習風景写真とあわせてそんな話を。

学生時代に吹奏楽部に所属していた人は、一年間に何曲くらい演奏していたのでしょう。
多くても15曲とかでしょうか?活動内容によって違うでしょうから、全くの未知数ですね。一般バンドになると楽器を吹ける時間が格段に減りますから、できる曲数も減りそうです。

社会人になってからも演奏活動を続けている人は継続年数が長いほどたくさんの曲にふれていることになりますが、100曲以上演奏したことがある人はどのくらいいるものか。「我こそは100曲以上演奏経験を持つべし!」という人はちょっとすごいなと思います。

過去、自分が演奏したことのある曲をリストアップして見える化したら面白そうです。きっと忘れている曲もあるでしょう。(管理人はすでに昔の記憶は怪しいです)


( ↑ ニコニコしながら演奏してる頻度の高い打楽器)

巷の演奏会チラシを眺めていると、一般吹奏楽団で人気の曲ってありますよね。

アルセナールとか、カンタベリーコラールとか、ハンティンドンセレブレーションとか、たなばたとか、ホルスト一組とか、アルメニアンダンスとか、ジブリ系とか、ディズニー系とか。あとアルセナールとか。アルセナールとか。(アルセナールはほんとによく見かけます)

人気曲は所属団体やメンバーが変わればどこでもかしこでも「やったことないから是非やりたい!」という人がいるので採用頻度も多く、なかには「この曲過去3回やったことがある」みたいな人も出てきたりすることもあったり。
同じ曲を演奏しても、一緒に演奏するメンバーや指揮者が違えば結構違う曲になりますが、さすがに3回は遠慮したいかも…?(;´д`)それなら他の曲をやってみたいですよね!

楽器を演奏している人なら、やってみたい曲って絶対あると思いますが、集団でやる吹奏楽では自分のやりたい曲ができることのほうが珍しい気がします。「自分はぜったいこの曲がやりたいんじゃ!!!」と叫んだところで、一人ではできないのです。悲しい。

管理人もとてもやりたい曲がありますが、トランペットが超絶難しいためトランペットパートに恨みの冷たい目で見られることが怖くてリクエストもできません。(半分冗談です)


( ↑ トランペットに待望の仲間が…!)

アマチュア音楽団体の選曲ってどうやってるんですかね?
SNSを覗いていると「選曲係が選曲会議しました!」的なものを見かけたりしますが、一般バンドはメンバーが選曲していることも多そうです。学生の部活動では顧問が決めるんでしょうか?部員が決める部分と、顧問(指揮者)が決める部分とで分けられていそうですね。
夏はコンクールシーズンなので、コンクールに出場する場合の選曲はきっと指揮者が決めるんでしょう。そのバンドの力が発揮できる曲を選ぶのは大変ですが、夏のあいだ時間をかけて付き合っていく曲なので好きな曲になったら嬉しいものです。じっくり演奏を追求できますしね。
管理人は過去のコンクールで課題曲・自由曲ともに重くて暗~い雰囲気の曲をやった年がありましたが、このときはきつかったです。自分が思うように吹けない状態だったこともあるのですが、「あ、明るい曲がやりたい…!長調が恋しい!!」となりました。

よこすいの選曲はどうかというと、わりと団員のリクエストが通ります。
定期演奏会のポップス曲を決めるときなんかは、
団員からやりたい曲リクエスト募集
→有志による選曲相談
→指揮者に確認
→決定!
みたいなかんじです。
ちなみに前回の定期演奏会は想定していたよりCHICAGOの難易度が高くて苦戦し「この曲誰がやりたいって言い出したの!?」となる場面もありましたが「いやぁ~、難しいけど演奏出来て嬉しいッス!この曲めっちゃカッコイイからがんばろ!」と、言い出しっぺが恐縮することなくイキイキと演奏しているので良いことですね。やると決めたからには全力でやるのみ。

クラシック系の選曲は編成によって演奏できる曲とそうでない曲があったり、その時のメンバーによって得意分野(?)があったりするので指揮者にゆだねられますが、基本的には団員リクエスト曲の中から選ばれます。
ポップス曲は有志で集まったメンバーで選曲相談をしますが、その様子をみていると「自分のやりたい曲をいかにアピールできるか」というのが大事なようです。曲のどんなところが魅力か?演奏時期やシチュエーションに合っているかどうか?などなど。相手を納得させて自分のペースに引き込む。これが上手ければ自分のやりたい曲ができる日も近い!?かもしれません。
そう、こんなときこそ社会人として培ってきた経験を遺憾なく発揮し…あっ、そうなると営業職の話し上手な人のほうが有利なんでしょうか!?
ま、そんな本気で議論してくる人はいませんが(たぶん)。みんなお互いのやりたい気持ちを聞きながら落としどころを探っていく感じです。でもやっぱり説得力のある意見を聞くと、「なるほど~たしかにその曲いいね!」となるので伝え方は大事です。

いつか自分のやりたい曲ができるチャンスがくるかも!そんなときにしっかりアピールできるよう準備をしておくのもいいかもしれません。

なかには「リクエストするほどやりたい曲は特にないけど、やったことのない曲をやるのが楽しい」という人もいます。自分が知らない素敵な曲はたくさんあるので、「知っている曲」という狭い範囲で選択肢を限定してしまうよりも新しい曲との出会いを楽しんでいくのもオツなかんじです。
社会人になっても楽器を続けるのはちょっと大変な時もありますが、長く演奏を続けることでいろんな曲に出会い新しいものを知っていくというのは貴重な体験です。

一人ではできない趣味だからこそ、演奏曲との出会いもめぐりあわせ。せっかくの縁ですから、その曲の魅力を理解してできるだけ良い演奏をしたいですね。

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練習終了後、ふと気がつくと・・・
なんかトランペットメンバーと見学者さんがお辞儀しあっている!?

なんと!見学に来てくれていたお二人が入団したのです!!
やった!ついに待ちに待ったトランペット増員!!!めでたい!
どうぞよろしくお願いします~\(^o^)/

金管もパワーアップしていきそうな予感のよこはま吹奏楽団です。

 

 

~おまけ~

最近聴いた曲のなかで最高に好きだけどこんなふうには吹けないのでやりたくないという曲をご紹介します。吹奏楽でも良く演奏される「ローマの祭」。こちらはオケ版ですがまあ~すごいです。